BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社(以下、「当社」)は、金融事業を行う者として顧客本位の業務運営を行うことが求められるとともに、資産運用を任される者として、お客様の利益のために最善の努力をすること、すなわち、フィデューシャリー・デューティーを果たすことが求められています。
また、当社は、多様なサービスを提供するBNYメロングループ(以下「当社グループ」)の一員であり、当社又は当社グループ内において、競合・対立する複数の利益が生じる可能性がありますので、お客様の利益の保護を確保することが一層求められます。
このような中で、お客様の利益よりも当社を含むお客様以外の者の利益を優先させることによりお客さまの利益が不当に害されることのないよう、利益相反の可能性について正確に把握し、利益相反を適切に管理することを目的として、利益相反管理方針(以下「本方針」)を策定しました。
本方針の対象となる「利益相反のおそれのある取引等」は、当社又は当社関係者が行う取引または当社において生じる状況であって、当社又は当社の関係法人等、主要株主等との間で利益相反が生じることによってお客さまの利益に重大な損害を及ぼすおそれのあるものをいいます。
「お客さま」とは、(1)当社が締結した投資顧問契約若しくは投資一任契約に係るお客さま、(2)当社が設定した投資信託に係る受益者、(3)その他当社が行う金融商品取引業またはこれに付随する業務に係るお客さまをいいます。
「当社関係者」とは、当社の役員、使用人、関係法人等、主要株主をいいます。
(1) 利益相反管理責任部署の設置および責務
当社のコンプライアンス部を利益相反管理責任部署とし、コンプライアンス部長をその長とします。利益相反管理責任者は、利益相反のおそれのある取引等の特定及び利益相反管理に関する全社的な管理体制を統括します。
(2) 内部監査部による内部監査
内部監査部は、利益相反管理責任部署をはじめ、利益相反管理に係る人的構成及び業務運営体制について、リスクベース・アプローチに基づく定期的な検証を行います。
当社は、利益相反のおそれのある取引等を管理する方法として、以下を設けています。
当社は、以上の方法で管理されない利益相反のおそれのある取引等を特定した場合には、当該取引等に関与する役職員が、当社および当社グループの業容ならびにお客さまの利益に損失を及ぼす危険の大きさに応じ、適度な独立性のもとに当該取引等を行えるための措置をとります。これには、必要に応じ、情報の交換の遮断または管理、監督の分離、報酬の直接的な連動性の除去、運用方法への不適切な影響の行使の防止、利益相反の適切な管理を損なうような複数ポートフォリオへの関与の防止が含まれます。
これらの方法によっては十分な独立性を保てない場合には、次に掲げる方法等から、当該お客さまの保護のために必要かつ適切な方法を選択し、又は組み合わせることとします(次に掲げる方法は、例示であり、必ず講じるものではありません。)。