BNY MELLON

BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社

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「資産運用業宣言2020」に関する当社の取り組み

BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社(以下、「当社」)は、2020年11年に一般社団法人投資信託協会および一般社団法人日本投資顧問業協会との共催により開催された「資産運用業フォーラム」において採択された「資産運用業宣言2020」に賛同しています。

同宣言が掲げる「社会的使命」および「目指すべき姿」を実現するための当社の取組をご紹介します。

社会的使命

資産運用会社の使命は、皆さまの安定的な資産形成に向けて最善を尽くすと共に、そのための投資活動を通じて社会課題の解決を図り、皆さまの豊かな暮らしと持続可能な社会の実現に貢献することです。

当社の経営理念

当社は、BNYメロン・インベストメント・マネジメント・グループの一員として、同グループが掲げるパーパス、ビジョン、バリューおよび行動規範を共有しています。当社はこれらの理念にもとづき、資産運用会社としての社会的使命を果たしてまいります。

Purpose
BNYメロンの存在意義
To power individuals and institutions to succeed across the financial world
すべてのお客様の金融全般に亘る成功を支援します
Vision
BNYメロン・インベストメント・マネジメントのビジョン
To be the most investor-relevant firm in the world, actively growing the wealth of our clients to increase collective prosperity
積極的にお客様の資産成長に取組み、社会全体の発展を目指します
Value
BNYメロン・インベストメント・マネジメントが提供する価値

The size, scale and distribution capability of BNY Mellon, with proven financial stewardship to which clients entrust their funds
グループの事業規模、国際展開、営業力、経営管理体制をご提供することで、お客様からのご付託にお応えします

Unique cultures and investment capabilities of our investment firms to address clients’ evolving needs
グループ運用会社の独自の運用哲学、高度な運用能力を通じて、お客様の進化しつづける多様なご要望にお応えします

Code of Conduct
BNYメロンの行動規範
Passion for Excellence
卓越を目指し続ける熱意

We get it done. Driven by a deep sense of purpose, we act with urgency in setting deadlines, use our grit and resourcefulness to overcome obstacles, and cut through red tape to deliver on time—every time
常に、目的意識を強く持ち、期限を厳守すべく、粘り強く機転を利かせ障害を乗越え、期待通りの成果を出します

We strive to be extraordinary. Whether delivering results for clients, pioneering new solutions, or running efficient operations—we set the bar high and strive to raise it, measuring ourselves against the best in class, anywhere.
あらゆる分野において、当該分野の最高水準と比較しながら目標を高く設定し、同水準を超えるよう努めます

Integrity
法令遵守、社会的責任の遂行、
企業倫理の実践

We do what is right, always. Every action and every decision is an opportunity to build and safeguard client trust. We act ethically, lawfully, and honestly —regardless of any short-term pressures we may face.
お客様からの信頼を構築、維持すべく、常に、人として、社会人として、企業人として、誠実に行動します

We challenge each other — even when it’s uncomfortable. We trust each other to debate the ideas and not the person. United in our passion to achieve our Vision, we push each other when something important is at stake.
目的を達成する上で、お互いを信頼し、前向きな意見交換を励行します

Strength in Diversity
多様であるがゆえの強さ

We seek out who is missing and help everyone feel included. Difference makes us stronger. We actively incorporate perspectives from across backgrounds, experience, and expertise that can help cultivate belonging, identify blind spots, and unlock new value.
多様な背景、経験、専門分野からの見方を積極的に取込むことにより、組織を強化、進化させます

We invest in each other’s success. The growth of others is as important as our own. We take the time, offer the honest word, and go the extra mile to help all of our colleagues succeed.
他者の成長は組織力強化に不可欠との認識のもと、他者の成功を支援するための時間、労力を惜しみません

Courage to Lead
リスクをとって進化する勇気

We take the risks necessary to lead. Today’s world requires we anticipate tomorrow’s challenges and pioneer new ways forward. We assess risk prudently, pursue ideas boldly and decisively, and take accountability for the results.
リスクを慎重に評価し、対応策を創造的に思案した上で決断し、結果を出すべく責任感を持って取組みます

We grow and move on from failures. The pursuit of excellence requires learning from our mistakes, not wallowing in them. We welcome new ideas, celebrate successes, and get smarter from failures.
成功に向けて新しいアイデアを進んで受入れますが、失敗したとしても、そこから学ぶことで成長、前進します

目指すべき姿

専門性と創造性の追求

最良の運用成果と付加価値の高いサービスを提供するために、皆さまから大切な資産の運用を託されていることを役職員ひとり一人がしっかりと自覚し、その責任と誇りを持ち、常に高い専門性と多様な創造性を追求します。

マネジメントの高度化、人材獲得・育成

当社は、各従業員の専門性を維持・向上すべく、以下取組みを始めとしたマネジメントの高度化、人材獲得・育成に継続的に取組んでいます。

具体例:

  • 顧客サービス品質および業績への影響を重視し、毎年従業員エンゲージメント調査を実施。注力すべき問題点を把握、対応策を検討・実施・モニタリング
  • 管理職のピープルマネジメント力を向上すべく、人事コンサルティング会社と協働し、全管理職を対象とした双方向型の研修プログラムを設計・実施
  • 採用については、金融・運用業界の経験者を対象とした中途採用中心
  • 資産運用、オペレーション、テクノロジー、リーダーシップ、コンプライアンス・リスク等、多様なテーマに関するオンライン研修ツールの充実
  • CMA、CFA等の資格取得、自己研鑽に対する経済的支援

グループ各社の経営資源を活用できる事業モデル・プロセスの構築

当社は、組織としての専門性を維持・向上すべく、以下取組みをはじめとしたグループ各社の経営資源を有効活用できる事業モデル・プロセスの構築、運営に努めています。

具体例:

  • 当社は国内の投資家、販売会社向けの顧客サービスに注力し、ポートフォリオ管理について、資産クラスごとに特化したグループ運用会社の経営資源を活用
  • 昨年来の組織再編を通じた、グループ運用会社における資産クラスごとの専門性の更なる強化
  • 資産クラスごとに特化したグループ運用会社との密な連携を通じて、多様な分野における最先端の情報に精通
  • ESGへの対応についても、グローバルに事業展開するグループ運用会社において蓄積された知見、技術等を有効活用

ダイバーシティ、エクイティ、インクルーション(DEI)の推進

当社は、多様な創造性を育むべく、グループ一体となり、以下取組みを始めとしたダイバーシティ、エクイティ、インクルーション(DEI)の活動を推進しています。

具体例:

  • 日常業務において、グループ運用会社、海外拠点等のメンバーと積極的に交流・協働
  • グループの行動規範の一つとしてDEIを重視し、人事制度における評価項目として導入
  • グループCEO主導の取組みとして、積極的なDEI活動を行った個人およびチームを表彰(122名、35チーム、2021年10月時点)、具体的な取組み内容を全社で共有

顧客利益の最優先

皆さまの資産の⻑期的利益を最優先することは、運⽤を託される我々資産運⽤業の拠って立つところであり、その徹底のために様々な取り組みを常に追い求め、皆さまからのご期待にお応えします。

信認の獲得

運用哲学をはじめ自らの強みを明らかにし、切磋琢磨しながら、運用力や提供する商品・サービスの更なる向上を図ることで、今まで以上に皆さまにご信認いただき、より多くの資産の運用を託されることを目指します。

お客様の最善の利益の追求

当社は、高い職業倫理を持ち、誠実、公正に業務を推進し、お客様の最善の利益を図ります。そのために、グローバルに展開するBNYメロン・グループ傘下運用会社のノウハウを活用し、質の高い金融商品・サービスの開発ならびに提供を行います。

具体例:

  • 適切な運営がなされているかを確認する観点より、当社グループ内の再委託運用会社への定期的なデューデリジェンス
  • 災害等の場合においても適切に業務を継続できることを確認する観点より、当社のBCPプランが機能するかどうか定期的なテスト

利益相反の適切な管理

当社は、お客様の利益を最優先し、利益相反の可能性がある取引等を適切に管理します。そのために、議決権行使に係るルールや利益相反管理方針を含む社内規程を整備し、コンプライアンス等の社内態勢を構築します。

具体例:

  • 運用財産相互間における取引(クロス取引)について社内ルールに則った対応がなされているかどうか、定期的なモニタリング
  • 議決権行使の個別開示

手数料等の明確化

当社は、お客様に提供する金融商品・サービスの手数料やその他の費用について、これらがどのようなサービスの対価であるかを含めて分かりやすく説明を行います。

お客様の目線に立った情報提供

当社は、お客様に提供する金融商品・サービスの商品性や特徴等の重要な情報を、お客様の目線に立って分かりやすくお伝えします。また、当該金融商品・サービスに関連した市場環境や運用状況等の各種情報についても、適切な手段とタイミングで提供します。

具体例:

  • お客様の目線に立った分かりやすい目論見書の作成

お客様にふさわしい金融商品・サービスの提供

当社は、お客様にふさわしい金融商品・サービスがお客様にご利用頂けるよう努めます。このために、お客様の多様なニーズ等を踏まえた金融商品・サービスを開発し、運用目標、リスクの所在等、当該金融商品・サービスの特徴等が、適切な手段によりお客様に伝わるよう積極的な情報提供を行います。

具体例:

  • 想定しているお客様やファンドの特性を踏まえ、分配金水準が適正であるかどうか、ファンドに対する継続的なモニタリング

お客様本位の業務運営を実現するための社員の適切な動機づけ等

当社が掲げるミッション、ビジョン、バリューの浸透をはじめとした企業文化の醸成や、お客様本位の業務運営を実現するために、報酬・業績評価体系、定期的な社員教育等の動機づけの枠組みを構築します。

責任ある投資活動

専門的な調査活動や投資先の企業などとの積極的な対話といった責任ある投資活動を通じ、運用資産の価値向上を図り、豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。

スチュワードシップ責任を果たすための方針

当社は、日本株式運用において適切に受託者責任を果たすため、「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワードシップ・コード≫を受け入れることを2014年6月に表明し、その後の2017年5月および2020年3月の改訂版を含めた日本版スチュワードシップ・コードに則り業務を運営し、取組状況を公表しています。また、2023年3月に当社からニュートン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社に日本株式運用に関する事業を移転したことを踏まえ、内容の改訂を行っております。

日本版スチュワードシップ・コード

スチュワードシップ責任

当社は、運用戦略に応じたサステナビリティ(ESG(環境・社会・ガバナンス)要素を含む中期的な持続可能性)を把握・考慮して、中長期的な視点から投資先企業の持続的成長や企業価値の向上を促します。当社は、主としてBNYメロン・グループ傘下の運用会社等に運用に関する権限を委託しているため、運用委託先のスチュワードシップ責任に関する方針を確認し、必要に応じて運用委託先と協議を行うことにより、スチュワードシップ責任を果たします。

建設的なエンゲージメント

当社は、中長期的な視点から投資先企業の持続的成長、企業価値の向上を図る目的で、投資先企業と「目的を持った対話」(エンゲージメント)が重要であると考えます。当社は、主としてBNYメロン・グループ傘下の運用会社等に運用に関する権限を委託しております。原則として運用委託先の方針を尊重しつつも、運用委託先のエンゲージメント活動を定期的にモニタリングの上、必要に応じて運用委託先と協議を行うことにより、エンゲージメント活動の責任を果たします。

議決権の行使

当社は、投資先企業の持続的成長と企業価値向上に資するためには、適切に議決権を行使することがスチュワードシップ活動において重要な手段であると考えます。当社は、主としてBNYメロン・グループ傘下の運用会社等に運用に関する権限を委託しております。原則として運用委託先の方針を尊重しつつも、運用委託先の議決権の行使に関する方針や行使結果を確認し、必要に応じて運用委託先と協議を行うことにより、議決権の行使の管理責任を果たします。

スチュワードシップ活動の報告

当社は、主としてBNYメロン・グループ傘下の運用会社等に運用に関する権限を委託しております。原則として運用委託先の方針を尊重しつつも、運用委託先が議決権の行使も含め、スチュワードシップ責任をどのように果たしているかを確認し、「スチュワードシップ活動の自己評価と振り返り」として、顧客・受益者に対して定期的に報告します。

スチュワードシップ活動における適切な判断のために

当社は、主としてBNYメロン・グループ傘下の運用会社等に運用に関する権限を委託しております。原則として運用委託先の方針を尊重しつつも、運用委託先を定期的にモニタリングの上、必要に応じて運用委託先と協議を行うことにより、サステナビリティ、エンゲージメントおよびスチュワードシップ活動の責任を果たします。

スチュワードシップに関するガバナンス体制

当社経営陣は、スチュワードシップ活動の実行について重要な役割を担い、責務を負っているとの認識のもと、諸課題に対する取り組みを推進してまいります。特に、スチュワードシップ活動に対する適切なガバナンスを確保する観点より、フィデューシャリー・デューティー・オーバーサイト・グループにおいて、スチュワードシップ活動の評価や監督を行い、経営会議に報告すると共に、改善等が必要と判断した場合は、勧告を行います。また、必要に応じ、外部の専門家や有識者、他の機関投資家との意見交換を行います。当社は、本コードの各原則を遵守することで、運用戦略と整合的で中長期的な企業価値の向上や企業の持続的成長に結びつくよう努めてまいります。

(2023年6月更新)